「しょぼいミュージックカフェ」の構想とか
はじめまして、マツゲ(@matsugepatapata)と申します.
つい昨日まで大学で建築の勉強をやっていましたが、毎日の授業や大量の課題に追われ、またこの後やってくる就活や社会人生活のことなどを考えると心が折れてしまい、テストを無断欠席し、卒業できないことが確定しました。
しかし、今から就活をするという気持ちにも全くなれないので、自分でやっていくしかないという結論になりました。
それなら音楽に接し、音楽を通して人と繋がっていくことをやりたいなという感じでいたところ、ちょうどカフェをやりたいという知り合いがいたので、この「しょぼいミュージックカフェ」の構想を考えつきました。
しょぼいミュージックカフェ
コンセプト:毎日ミニライブがあり、演者が店員をする
音楽好きの交流の場として
音楽活動の拠点として
タイトルでお察しの方も多いかもですが、最近話題のえらいてんちょう(@eraitencho)さんを中心としたイベントバーエデン系列店で、毎日違ったイベントが行われているというものがあります。
ずっと前からフォローしていて、その中でもたびたび出てくる「やっていき」の概念に魅力を感じていました。
そこでエデンのように、毎日違う人があいまいにミニライブや店員をやっているようなミュージックカフェがあったら面白いと思ったのが、しょぼいミュージックカフェを考えるようになったきっかけです。
また、えもいてんちょう(@emoiten)さんのしょぼい喫茶店ができるまでをリアルタイムで見ていたこともあり、本気で考えるようになりました。
ぼくは以前、大学を休学して、バーテンをやりながら音楽活動をしていたのですが、実らず結局また大学に戻ってしまったという経験があります。
しょぼいミュージックカフェの構想には、そこから感じたことも影響しています。
音楽活動やって感じたこと
・本職やアルバイトで生活をまかない、その余った時間での練習・曲作り・ライブ
→どうしても本業(バーテン)が優先になる
時間的、体力的、経済的な厳しさ
限られた時間の中でお金を払って活動するというのは、僕にとって想像以上に困難なものでした。
特に僕は家族が経営しているバーで正社員として働いていたので、「本業をしっかりした上でやりたいことやれ」という親やオーナーからのプレッシャーが強く、正直ほとんど活動する余裕がありませんでした。
言い訳するなと言われそうですし、「もっと頑張れたはず」みたいな気持ちがあることも事実です。
でも、音楽で成功するには熱量や努力が足りなかったとしても、ぼくの目標や希望が嘘だったわけではないはずだ。
また、最近の音楽業界では、違法ダウンロードの蔓延や定額ストリーミング再生の普及に伴ってミュージシャンの収入が下がり、「音楽で食べていく」ということがどんどん難しくなってきています。(あのバンドの人、あそこまで行ったのにまだバイトしないといけないの!?といったことがよくある)
この間も、僕の好きだったバンド(東京で700人も集めるかなりいいポジションにいた)が、「売れない」という理由で解散してしまいました。
本当にごく一部のすごい才能を持った人や、すごく大衆受けのいいバンド・アーティストだけが生き残っていき、それ以下は「負け組」となる、そんな構造がどんどん顕著になっています。
このままでは、音楽を職業として積極的にやる人が減り、日本の音楽文化がどんどんしぼんでいってしまうんじゃないか。
そんなことを考えながら、「売れる(ハードルが高すぎる)」以外の方法で、音楽生産活動やそれによるつながりで生きていくことはできないかと思い、しょぼい自分でもできる「新しい音楽活動の提案」というかたちを考えました。
新しい音楽活動の提案
音楽活動の拠点、交流の場としてのカフェ
音楽活動(路上ライブ、ライブハウスでのライブ)
ファン音楽仲間との交流 ⇅ 宣伝・集客
カフェ
・上に書いたような、路上ライブなどの活動とカフェ経営の相乗効果が期待できる
・音楽の力だけでなく、接客によるファン・支援者の獲得が見込める
・カフェは広告費をかけずにお客さんの獲得が見込める
・ライブハウスとは異なり、あくまでカフェとしてやるので、格安でライブが開催できる
・路上ライブ・アコースティックライブ共にSNS配信を行い、polcaを用いた投げ銭なども行う
・曲を売って稼ぐ形態ではないので、CDが売れなくても、polcaやカフェの収入でやっていける
懸念されること
・路上ライブは法的に微妙
・楽曲カバーによる著作権問題(polcaなど怪しい?)
・ある程度広さが必要なのと、騒音問題があるので物件が限られる
・経営の右も左もわからない
ライブといえば、イベンターさんが企画してミュージシャンを集めて会場を抑え、チケットを刷って売って、当日は何時間も前からリハをしていざ本番!みたいな段階を踏み、時間がかかって結構めんどくさい上に、ギャラ配分や交通費などトラブルも多いので、その辺をスピード感を持ちつつあいまいにしていけたらいいなというイメージです。
これが成功して、仕組みとして広まっていけば、今までは音楽を諦めてやりたくない仕事をせざるを得なかった人たちのうちの何%かでも、すくい上げることができるんじゃないか。そういう思いがあります。
ちなみに場所は福岡市内で考えています(カフェやりたい主婦が福岡在住のため)
福岡市内には路上ライブの名所と呼ばれるところもいくつかあるので、コミュニティ形成のための土壌はあるのかなと考えています。
ただ一つ大きな問題があります、資金です。
物件の目星を付けつつ自分で計算した限りでは 、こんな感じの計算になりました。
壁以外何もないような物件だったので、備品やDIYでいくらかかるのかというのがネックですが、開店資金は100万以内に収めるのが目標です。
貯金なんてないし、今からバイトなどして資金を貯めるには2年くらいかかりそうです。奨学金返済もあるのでもっとかかるかもしれません。
本当に全くお金がありませんが、なるべく早くやりたいです。
魅力を感じた方、ぜひ出資をお願いします。
そうでなくても、「これはダメだ」「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」とか、そういうことでも構いません。
少しでも琴線に触れたら、反応をいただけると嬉しいです。
そして100万ください。よろしくお願いします。
まだまだ詰めの甘い構想だと思いますが、どんどん具体化しながらやっていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。